2025年10月14日更新 - 大本山 永平寺アンケート詳細分析

分析期間: 2025年09月01日〜30日

1. アンケート回答数(前年比)

回答数(2025-09)

指標 今年 前年 変化率
回答数(先月) 141 200 -29.5%

📌 Report: 回答数は前年同期比で141→200から-29.5%の減少となっています。来訪者や回答者の母数が縮小しており、集客施策や回答回収の動機付けの見直しが必要です。

2. 都道府県 / 市町村上位30 / 年代 / 同行者の構成(前年比)

都道府県分布

都道府県 今年 前年 変化率
三重県 2 3 -33.33%
京都府 6 11 -45.45%
兵庫県 10 8 25.0%
北海道 5 0 N/A
千葉県 9 6 50.0%
和歌山県 1 0 N/A
埼玉県 6 5 20.0%
大分県 0 1 -100.0%
大阪府 17 26 -34.62%
奈良県 1 0 N/A
宮城県 0 1 -100.0%
富山県 2 8 -75.0%
山形県 0 1 -100.0%
岐阜県 8 7 14.29%
岡山県 2 1 100.0%
岩手県 0 1 -100.0%
島根県 0 1 -100.0%
広島県 3 2 50.0%
徳島県 1 0 N/A
愛媛県 1 0 N/A
愛知県 13 32 -59.38%
新潟県 0 3 -100.0%
東京都 14 27 -48.15%
栃木県 1 1 0.0%
沖縄県 3 0 N/A
滋賀県 2 3 -33.33%
石川県 6 13 -53.85%
神奈川県 5 14 -64.29%
福井県 8 7 14.29%
福岡県 0 3 -100.0%
秋田県 0 1 -100.0%
群馬県 2 0 N/A
茨城県 0 3 -100.0%
長崎県 1 1 0.0%
長野県 2 2 0.0%
静岡県 7 7 0.0%
香川県 3 0 N/A
鹿児島県 0 1 -100.0%

📌 Report: 地域別では大阪府・東京都・愛知県など都市部からの回答が前年同期比で減少する一方、北海道や沖縄、岡山など一部地域からの増加(または前年0からの伸び)が見られます。地元福井県は8→7で14.29%増と一定の安定が確認されます。首都圏・近畿圏の減少が全体数減少に寄与していると考えられます。

市町村上位30

市町村 今年 前年 変化率
吹田市 4 1 300.0%
能美市 4 4 0.0%
一宮市 3 1 200.0%
東村山市 3 0 N/A
静岡市葵区 3 2 50.0%
可児市 2 0 N/A
名護市 2 0 N/A
品川区 2 0 N/A
大津市 2 2 0.0%
大阪市東淀川区 2 0 N/A
尼崎市 2 1 100.0%
岡山市北区 2 0 N/A
広島市東区 2 0 N/A
明石市 2 2 0.0%
札幌市白石区 2 0 N/A
松戸市 2 2 0.0%
白岡市 2 0 N/A
神戸市西区 2 1 100.0%
福井市 2 6 -66.67%
箕面市 2 1 100.0%
船橋市 2 1 100.0%
高山市 2 1 100.0%
高崎市 2 0 N/A
さいたま市中央区 1 0 N/A
さいたま市桜区 1 0 N/A
みよし市 1 0 N/A
上尾市 1 2 -50.0%
下野市 1 0 N/A
丸亀市 1 0 N/A
丹波市 1 0 N/A

📌 Report: 上位30の市町村では、吹田市や能美市が上位に位置し、吹田市は大幅増(300%)と顕著です。一方、福井市は前年6→今年2で-66.67%と大きく減少しており、地元市内からの来訪や回答促進施策の必要性が示唆されます。

年代分布

年代 今年 前年 変化率
10歳未満 1 1 0.0%
10代 2 4 -50.0%
20代 11 21 -47.62%
30代 23 28 -17.86%
40代 27 28 -3.57%
50代 48 65 -26.15%
60代 28 46 -39.13%
70代 0 6 -100.0%
80歳以上 1 1 0.0%

📌 Report: 全世代で前年同期比が減少している傾向が強く、特に20代・60代・70代の減少が大きいです。50代は依然として回答数が最も多く、コア層としての重要度は高い一方で減少が目立ちます。若年層(20代以下)の回復策が必要です。

同行者分布

同行者 今年 前年 変化率
その他家族 10 25 -60.0%
中学生以上連れの家族 8 12 -33.33%
友人 9 11 -18.18%
団体旅行 1 8 -87.5%
夫、母、妹家族 0 1 -100.0%
夫妻+友人夫妻 0 0 N/A
夫婦2人 50 74 -32.43%
学校関係(修学旅行・社会科見学等) 1 1 0.0%
小学生以下連れの家族 7 11 -36.36%
恋人 16 12 33.33%
職場の同僚 8 4 100.0%
自分ひとり 20 24 -16.67%
11 17 -35.29%

📌 Report: 夫婦2人・自分ひとり・その他家族といった個別・少人数の来訪が中心ですが、多くのカテゴリで前年より減少しています。例外的に「恋人」「職場の同僚」が増加しており、新たなターゲットセグメントとして着目できます。

3. 推奨度(NPS)分析(前年比)

3.1 NPS(推奨意向)スコア

当月先月昨年同期
36.1734.8635.0

変化分析:

  • 先月比: +1.31ポイント
  • 昨年同期比: +1.17ポイント

📌 Report: NPSは当月36.17で、先月比で+1.31ポイント、昨年同期比で+1.17ポイントの改善が見られます。全体の回答数は減少している一方で、来訪者の推奨意向はわずかに上昇しており、体験満足度や施設価値に対する肯定的な声が一定数存在すると解釈できます。

3.2 推奨者・中立者・批判者の内訳

カテゴリ 今年(先月) 前年 変化率
受動者(7–8点) 60 78 -23.08%
批判者(0–6点) 15 26 -42.31%
推奨者(9–10点) 66 96 -31.25%

📌 Report: 推奨者・受動者・批判者いずれも件数は前年から減少していますが、批判者の減少率が最も大きく(-42.31%)、ネガティブ層が相対的に減っている点はポジティブです。一方で推奨者の絶対数も減っており、NPS改善を持続するためには推奨者数の回復が必要です。

4. 平均消費額(前年比)

平均消費額

指標 今年 前年 変化率
平均消費額(先月) 3,148 4,305 -27%

📌 Report: 平均消費額は3,148円で前年同期比-27%の減少です。土産購入や飲食利用が前年より抑えられている可能性があり、物販・飲食面での訴求強化や単価向上施策(限定商品やセット販売など)が検討課題です。

5. 推奨コメントに関する口コミ分析とマーケティング活用ポイント

  • 高評価コメントの傾向

    • 「静けさのなかで心が洗われる」「雰囲気が荘厳で来る価値あり」など、精神的・情緒的価値に対する評価が多い。
    • 建築・景観に関する「見応え」「広くて見応えがあった」「斜面に立つ古からの巨大木造建築物」といった観光資源そのものへの称賛が目立つ。
    • 体験系の評価では「坐禅体験が良かった」「参拝を通して心が洗われました」などのポジティブな体験談がある。
    • 一方で「バスだとちょっと不便」「バスの本数が少ない」といったアクセス面の不満が繰り返し出ている。
  • SNS施策(活用ポイント)

    • 「静けさ」「心が洗われる」「荘厳」といった語句を用いたビジュアル訴求(早朝や夕刻の静かな境内の写真)を中心に投稿。
    • 坐禅や参拝など体験の短尺動画(リラックスの瞬間、訪問前後の表情変化)をリール/ショート動画で展開。
    • アクセス情報を明確にした投稿シリーズ(車でのルート、公共交通利用のコツ、事前チケット購入場所)を固定化して不便さの認知を低減。
    • 来訪者の「体験コメント」をハッシュタグ付きで募集し、UGCを活用して共感性を高める(例:#永平寺で心が洗われる)。
  • キャッチコピー案

    • 「永平寺 — 静寂の中で、心を整えるひととき」
    • 「歴史が息づく木造建築と、深い静けさをあなたへ」
    • 「坐禅体験で、日常から一歩離れる旅」
  • Web・パンフレット訴求ポイント

    • 体験を重視した導線:坐禅や見学の流れ、所要時間、体験予約の可否を分かりやすく提示。
    • アクセスページに「車の場合」「バスの場合」「最寄り駅からの詳細時刻表/所要時間」を明示し、バス利用の不便さを補う実用情報を掲載。
    • 高評価コメント(原文抜粋)を利用したビジュアルバッジ(例:「来訪者の声:心が洗われる」)を掲載。
    • お土産・飲食の営業時間や人気商品(例:胡麻豆腐、そば、だるまプリン等)を強調し、滞在中の消費機会を促進。

📌 Marketing Insight: コアターゲットは50代を中心とした「落ち着いた観光体験」を求める層だが、直近では「恋人」や「職場の同僚」として来訪する若年・中堅層も増加しています。情緒的価値(静けさ・荘厳さ)を前面に出しつつ、アクセスの不安を解消する情報提供と、体験/物販での収益化施策を両立させる訴求が効果的です。

6. 不便さの理由・施設要望・福井県への提案

  • 不便な点(ネガティブコメントに基づく)

    • スリッパだと歩き辛い、スリッパが痛い、スリッパで滑る:見学時の履物に関する不満が複数。
    • バスの本数が少ない、バスだと不便:公共交通の利便性に関する指摘が目立つ。
    • 階段の多さ:移動の負担やバリアフリー面での課題。
    • 一部エリアで工事車両が通行しており安全対策が不十分(交通整理・柵等がない)という危険を指摘する声。
  • 施設要望(利用者の要望を列挙)

    • アクセス改善(車が無くても来やすく、バスでの利便性向上): 1
    • 地元のものが食べられる/飲食店を増やしてほしい: 複数件
    • 体験プログラムの充実(坐禅、写経、写経再開の要望あり): 複数件
    • 永平寺内で購入可能な商品や実物確認後のネット注文対応の要望
    • 営業時間や季節によるサービス差(例:夏の名物が見られない)に対する情報提供
  • 福井県への提案(来訪者コメントに基づく具体案)

    • 体験プログラムの充実と周知:坐禅・写経・地域の伝統体験を定期化・予約制化して安定提供する。
    • 交通アクセス改善:主要駅とのシャトルバス運行や既存路線の増便、バスの時刻表・連絡手段の事前周知を強化。
    • 歩行環境・安全対策:工事箇所の安全措置徹底、階段周辺の手すり・滑り止め等の整備、見学時の履物案内(貸し靴や滑りにくい室内靴の提供検討)。
    • 食事・土産の充実:地元名物(そば、胡麻豆腐、だるまプリン等)や季節商品を目立たせる陳列・セット販売の導入。
    • 観光周遊の訴求:永平寺と一乗谷朝倉氏遺跡、恐竜博物館など周辺観光地とのセット周遊プランやアクセス案内を統一し、県全体の魅力を訴求。

📌 Report: 不便点は主にアクセスと施設内の移動安全・履物に起因しているため、短期的には情報発信(アクセス手段・体験提供日の明確化)、中期的には具体的インフラ整備(シャトル運行、滑り止め・手すり設置、工事時の安全対策)と体験メニューの拡充で来訪満足度と消費額の回復が期待できます。

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